2018年10月19日金曜日

スノーピークのヴォールトを使ってみて

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予定外に我が家へ来たスノーピークのテント、ヴォールト。

あれは夏休みキャンプが始まって初日の事でした。我が家に一張しかないテント、スノーピークのアメニティドームの前室のフレームが破断し、やむを得ず前から目星をつけていたヴォールトを購入したのでした。それからキャンプを繰り返すこと5回。ここでは盛夏から秋まで使ってみての感想を書いてみたいと思います。

我が家初のトンネル型、インナーテント吊り下げ式

トンネル型は設営が楽と聞いていたけど、正にその通りでした。テントの背後を2点ペグ止めして後は順番に3本のフレームの接地部分をペグダウンしていけばあっという間にフライシート完了です。ここからインナーテントを吊り下げていくんだけど、これがまた我が家にとっては大きな利点。これまでテントの設営はほとんど全て自分がやっていたんだけど、インナーテントの吊り下げは嫁さんにも簡単にできるので作業を分担することができ、設営時間の短縮に繋がりました。またフライシートをそのままにインナーテントのみ取り外す事ができるので、雨天撤収する場合などはインナーテントを先に片付けてしまったり、他の撤収作業をフライシート内でできるなど使い勝手が良いです。これは即ちシェルターとしても使うことができるということなので、肌寒い季節にフルクローズした内部でくつろいだりするのも良いかもしれません。

結露したフライシートの乾きが早い

インナーテントを畳んでシェルター状態にし、前後のパネルを開けておくと結露の乾きが非常に早いです。風が通るので当たり前と言えば当たり前なんだけど、アメニティドームではフライシートを外して広げて日光を当てたりと涙ぐましい努力をしていたのでありがたいの一言です。

フロントパネルは跳ね上げできる(たぶん後ろも)

説明書には書いてないし、スノーピークのHPにも書いてないので推奨されない使い方だと思うけど、アメニティドームのパネル跳ね上げと同じことができます。これはタープを張らないときにとても重宝しました。ヴォールトはアメニティドームより前室が広いので、前室とパネルの下を使えばロースタイルで大人2人と子ども2人が入るにはちょうど良かったです。林間サイトなどで木陰があってタープが必要ない時、またはサイト自体が小さくてタープが張れないときに活躍してくれます。尚、跳ね上げるとパネル1枚で張り網が2本張れなくなります。耐風性能が落ちると思うので、使用時の状況を良く考慮する必要があると思います。この記事を参考にされる方は自己責任でお願いします。重ねて言いますが、これはおそらく推奨されない使い方です。

※写真のポールはアメニティドーム用のアップライトポールです。

アメニティドームに比べて前室と後室が広い

特に後室がアメニティドームでは靴を置くので精一杯だったのに対し、ヴォールトはヘリノックス(我が家のはなんちゃってだけど)の椅子が収納できるほど広いです。外に出しておくと結露で濡れてしまうので、我が家では寝る前に椅子をタープ下かテント内にしまっています。アメニティドームではその使い方だと前室が荷物で溢れて出入りするのに一苦労だったので、これにはかなり助かっています。

後部パネルのちょっと開けができる

とあるキャンプ場でランドロックを使っていた方がこれをしていて、それをヴォールトで真似してみました。ガイロープでもできると思うけど、我が家は簡単に100円ショップのバンジーコードを使っています。換気に効果抜群だと思います。夏の暑いときに風通しを良くするのにも活躍しそうです。
 
 
 
 
 

我が家で使っていてデメリットと感じる部分

ヴォールトはアメニティドームに比べて若干狭いです。前室が広くなった分、インナーテントの奥行きが狭くなったと言えば分かりやすいでしょうか。アメニティドームでは着替えバッグなどをテント内に置いていたんだけど、ヴォールトでは基本的に車の中にしまうことで解決しています。

アメニティドームでは一人で設営が可能だったけど、ヴォールトはペグダウンしないと自立しないので、どうしても設営には二人必要になります。フレームを押さえてもらうだけで子どもにも手伝える事なので、ファミリーキャンプの人には問題にならないと思いますが、ソロキャンプで使うには厳しいかなと思います。最も、ソロキャンプで使うにはそもそも大きすぎると思うけどw

今の所感じるデメリットとしてはこれだけです。

我が家では圧倒的にヴォールトの方が気に入りました

アメニティドームも良いテントだったけど、我が家では圧倒的にヴォールトの方が気に入りました。設営が簡単な事に加えて、前室や後室が広くなってより荷物が収納できるようになった事が大きいです。人に勧めるなら間違いなくこのヴォールトです(家族構成が大人2人と子ども2人以内に限る)。スノーピークのスタンスとしてはこれからキャンプを始める初心者向けということだったけど、このヴォールトは中級以上の人にもおすすめできるのではないかと思います。我が家はキャンプに行く機会が多いので、スノーピークさんにはできればアメニティドームのように耐久性が高いPro.バージョンを販売して欲しいなぁ。

エントリーパックTTにはご注意を

これからヴォールトを買おうとしている方に。エントリーパックTTに含まれるタープはシールド加工されていないものです。オープンタープは多くの場合、暑い日差しを遮って日陰を作る為に設営すると思うけど、シールド加工されていないタープは”陰が薄い”です。23,800円(2018年現在・税抜)ほどお高くなってしまうけど、タープを買うならヴォールト単体とHDタープ“シールド”・ヘキサを買うことをおすすめします。我が家はアメニティドームと合わせて使う為に数年前にこのシールド・ヘキサタープを買いました。現在は色が濃茶色になっているけど、我が家が購入した当時はアメニティドームと同じ配色でした。ちなみに現行商品に「アメニティタープ」というこの写真のタープと同じ配色のものがありますが、これはシールド加工されていない別個の製品なのでご注意ください。


というわけで、拙筆だけどヴォールトのレビューでした。これから買う人、検討している人の参考になれば幸いです(*´∀`)

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