それは娘が3歳になったばかりで、まだ息子は生まれていなかった頃。初めてキャンプしたのはその頃でした。超インドア派だった我が家がキャンプをしようと思ったのは、暇さえあれば趣味の写真撮影に出かけていた自分がそのついでに家族との時間を共有しようと思ったからです。何しろ景勝地にはキャンプ場があることが多かったので。しかし始めてみたらこれが面白いし娘も喜ぶしでハマってしまい、またアウトドアではカメラを汚すのが気になってキャンプ中には本腰を入れた撮影をしなくなり、結果として片手間ではなく全力でキャンプを楽しむようになったのでした。
始まりはアメニティドーム
事前の調査でスノーピークのアメニティドームは耐候性が高いという情報があり、風の強い庄内平野に住む我々には向いているかもしれないという事で購入しました。使ってみては設営もそれなりに簡単、確かに耐候性は高く使い勝手は良かったです。当時行ったキャンプ場では圧倒的にコールマンのテントが多い中、スノーピークのテントを使っていることにへそ曲がりな自分は変な満足感を覚えていたものです。もちろんエントリーラインのアメニティドームは別に珍しくもない事はすぐに知る所になりましたが。それからこのアメニティドームは2018年の網張温泉キャンプ場で前室のフレームが破断するまでの4年間に渡り使い続け、この初キャンプのすぐ後に買い足したスノーピークのシールドヘキサタープと共に長く我が家のテントとして活躍しました。
当初、晩春から早秋までの暖かい季節だけキャンプをしていた我が家のキャンプスタイルではテントは寝る時に入るだけだったので、背が低いアメニティドームでも不便を感じることが無く、その耐候性の高さから寝ている時の急な天候の変化にも安心できて正に我が家にはベストマッチと言えました。しかしフレームが破断して急遽買ったトンネル型でインナールーム吊り下げ式テントのヴォールトがより設営も簡単で使いやすく、アメニティドームは惜しまれつつ二軍落ちとなりました。ただ、ペグ無しでは自立できないヴォールトだけでは砂地で使う場合などには心許ないということで、ペグダウンせずとも自立できるアメニティドームはフレームを修理して使えるようにして今も我が家にあります。ただ、その後に購入することになるモーグPro.airもペグ無しで自立できるので、そろそろアメニティドームは手放す時期が来ているのかもしれません。
我が家に液体燃料式ストーブの必要性を突き付けた初キャンプ
小さくて見にくいんだけど、この写真のローテーブルの上にCB缶のストーブが写っているのが分かるでしょうか。当初、我が家では煮炊き用のストーブとしてSOTOのG-STOVE ST-320と同じくSOTOのST-301を使っていました。事前の調べではCB缶でも冬用のパワーガス ST-7601を使えば大丈夫と予想していたんだけど、朝晩はまだ冬の寒さの残る庄内平野の4月中旬、朝の気温は放射冷却もあり氷点下という状況で使ってみたら、火力が全く足りずにお湯が沸く前に火力が落ちてそのままどう頑張っても沸かすことが出来ませんでした。寒さでCB缶の中で気化したガスが足りず(液化したまま)、それで火力が落ちたものと推測されます。その時は惣菜パンがあったので食べるものには困らなかったけど、体を温めるスープを娘に用意できず残念に思った記憶があります。そこでやりすぎ隊長の自分が状況改善の為に更に調査を進め、氷点下でも確実に安定した火力を確保できる液体燃料式ストーブの存在を知ったのでした。そしてすぐにMSRのドラゴンフライを購入。それから程なくして同じくMSRのウィスパーインターナショナルを買い足す事になります。今でもその2つは我が家のメイン火器として使っていますが、その話はまた別の機会に。
尚、OD缶の冬用ガスを使ったストーブならおそらく氷点下でも使えたんだと思うけど、そこはやりすぎ隊長の自分なので全く思い至りませんでしたw OD缶のストーブの方がより使い勝手が良いと思うけど、もう液体燃料式ストーブに慣れてしまったので今もそれを買い換える予定は無いです。
原動力は娘の笑顔
我が家はSNS上では子供達の顔を出さないというポリシーがあるのでお見せできないのがいささか残念ですが、やはりキャンプして良かったと思うのは子供の笑顔です。もちろん家の中にいてても笑顔は見せてくれるけど、アウトドアでは色んなものに興味を持って色んな経験をし、そして笑顔を見せてくれるんですよね。子供達の成長をも感じることができて、その経験は我々夫婦の心を鷲掴みにしたのでした。今思えば娘のこの笑顔が我が家をさらなるキャンプの世界に誘ったのかもしれません。
以上、キャンプ回顧録 初めてのキャンプ@西浜キャンプ場、完結。
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