バッテリー残容量がずっと100%で突然バッテリー切れになる
実は手元に届いてから初めて充電したときからこの症状が出ていて、バッテリー残容量が分からない状態で使わざるを得ませんでした。Google先生に聞いたところ、裏蓋を外してバッテリーコネクタを一旦外して入れ直すか、BIOS画面を出しっぱにしてバッテリーを使い果たすとリセットできるということが分かりました。しかしこれは一時的な解決でしかありません。そもそも根本的になぜこのような症状になってしまうのか、そのトリガーを探し出してそれを回避しようと考えました。
一定時間無操作後に休止状態になる設定を変更する
色々やってみた結果、これが自分の環境での解決策と考えています。この製品では工場出荷時の状態で無操作状態が120分続くと休止状態になるように設定されているようです。これを休止状態にしない設定に変更すると問題が解決できる可能性があります。
設定は上記のように電源プランの「詳細な電源設定の変更」から、スリープの項目の「次の時間が経過後休止状態にする」を「0(なし)」にします。バッテリー駆動時と電源接続時のどちらも「0(なし)」にした方が良いと思います。
自分の環境ではこの設定を変更する前はたった1度充電すると問題が再現していたのに対し、設定を変更した後は3日間経過しても問題が再現していません。それぞれの環境によって解決できない場合もあるかもしれませんが、恐らくこれはMAL-FWTVPCM1のみならず、そのOEM元のCHUWIのMINIBOOK全般に適用できるのではないかと思います。同じ問題に悩んでいる方はダメ元で試してみてください。
尚、一度残容量が100%から減らない問題が発生したら、この設定を変更しても一旦リセットしないと正常な表示にすることはできません。裏蓋を開けると製品保証が効かなくなる可能性があるので、BIOS画面で電池を使い切ってリセットする方法をお勧めします。
以下、この問題を引き起こすトリガーの仮説です。
休止状態中に満充電になっても電源ケーブルを差したままにするとなぜか残容量が100%を超える
これは件の問題が発生した時にPowershellのpowercfg /batteryreportで出したバッテリーレポートです。なぜか残容量が17500%というありえない数字になっているのが分かると思います。これが本当なら電池が爆発していてもおかしくないでしょう。しかしこれは恐らく数字上だけの問題で、実際には実容量の利用可能時間の範囲で電池が尽きてブチッと切れます。従って過充電にはなっていないと推測されます。OSがきちんと残容量を把握できていれば指定容量を切ると(デフォルトでは確か7%)省電源モードに移行し、その後自動的にシャットダウンします。件の問題が発生しているときは電池が切れるまでOSが残容量を100%以上と認識しているので、文字通りブチッと切れてしまうのです。
休止状態にしない設定へ変更した後にバッテリーをリセット(BIOS画面で電池使い切り法)してからバッテリーレポートを何度か確認したところ、残容量が100%を超えることはなかったので、「休止状態中に満充電になっても電源ケーブルを差したままにすると残容量が数字上だけ増えていってしまう」のではないかという仮説を考えました。他方、PC使用中かスリープ状態、或いはシャットダウンした状態では電源ケーブルを差したままでも問題が起きないようです。この仮説が当たっているなら原因はハードウェアの充電制御部分の設計ミスか、OSのバグかなぁと思います。今のところ3日間で問題が起きなかっただけなので、今後状況が変わればここに追記します。
このサイズのUMPCはとても好きで便利に使っているので、早く公式的な改善がなされるといいなぁ。
大変 参考になりました。
返信削除休止状態にしない設定は完了しました。
BIOS画面で電池を使い切ってリセットする方法を教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
電源起動時にDeleteキーを押すとBIOS画面が表示されるので、それを表示したままバッテリーが切れるのをひたすら待つだけです。…が、これは場合によってはリセットにならないようです。そのときはメーカーへ修理に出したほうがいいと思います。
削除尚、自分が書いた解決法は全て公式的な方法ではありませんので、実行する場合は自己責任でお願いします。
同じ機種を使っているので、大変参考になりました!
返信削除ありがとうございますm(_ _)m
どういたしまして(*´∀`*)
削除内臓の電池無しで、ACアダプターで起動するだろうか?。
返信削除残念ながら自分は試したことはありませんでした。普通のノートPCなら起動しますが、これはどうでしょうね。
削除GDPの某マシンは電池パック無しで起動する。
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