秋が始まり高原の方ではそろそろ朝晩が冷えてくるようになってきた頃、秋田県にかほ市にある仁賀保高原キャンプ場へ行ってきました。一泊300円という格安料金に惹かれて行ってきたんだけど、やはりその値段には理由があるのでした。とはいえ、ここでは素晴らしい星空を見ることができたり、それなりに楽しむことができました。
お昼頃にゆるゆると設営開始
ここをキャンプ地とする!…と有名なセリフを言ったわけではないけど、今日のテントサイトはこちら。いつものアメニティドームとシールドヘキサの小川張りスタイルで設営です。
写真をよーく見ると、この頃からペグをスノーピークのソリッドステークに変えたようです。そういえば平湯キャンプ場でジュラペグが刺さらず苦労したのかも。またランタンハンガーもスノーピークのパイルドライバーを追加しています。パイルドライバーは設置場所を取らず、深めに打ち込めばかなりの強度を持つので重いランタンを下げるのにも安心して使うことができ、とても使い勝手が良いです。我が家はやがてスタンド式ランタンハンガーを使わなくなり、その後はパイルドライバー2本体制で使うようになります。
土田牧場でのんびり過ごす
というわけで設営を終えた後、すぐ隣りにある土田牧場へ行きました。娘は牛や馬、羊やウサギなどの動物を見たり、おもちゃのトラクターの乗り物に乗って遊んだりしてご満悦。その間を縫って自分は家族の写真を撮りつつ風景写真の撮影に勤しみました。やがて日が沈み、その壮大な夕景を撮ります。この高原からは日本海まで見通すことができ、素晴らしい景観でした。
気付けば満天の星空
壮大な夕景に満足してテントに戻り、夕食を食べることにします。この頃は燃料系ランタンを持っておらず、LEDランタンのみで凌いでいました。燃料系ランタンは娘が火傷しないようにという配慮で買わなかったんだど、今思えばこんな暗い中でよくやったなぁと思います。慣れもあるんだろうけど、どうしても暗いときはランタンを近付けたりして特に不満は感じていませんでした。後に妻のウッカリでコールマンのガソリンランタンのノーススターを手に入れることになりますが、それまではすっとこの体制でした。
1枚目の写真、焼き肉で焚き火台を汚さないようにという涙ぐましい努力が見て取れます。炭床までホイルで包んでしまうとはw あと写真では初めてウィスパーインターナショナルを使っている所が登場しました。メスティンが乗っている方がドラゴンフライ、鍋が乗っている方がウィスパーインターナショナルです。
美味しい夕食をいただいて片付けも終わった頃、ふと空を見上げると満天の星が見えました。すぐに妻と娘を呼んで一緒に見上げます。付近に人工光がほとんどない為か、すごい星の量でした。
この写真、自分にしてはめずらしい星景写真です。自分の使っていたカメラは歴代ずっと高感度に弱いものばかりだったので、興味はあっても中々撮ることができなかったのでした。今はSIGMAのFoveon機で諦めているので全く撮っていませんが、このときはOLYMPUSのOM-D E-M5で撮っています。フォーサーズなのでこれも高感度に弱い方だけど、それでもこれだけ星の光を捉えているということは、それだけここの空気が澄んでいるという事だと思います。ベイヤーセンサーのフルサイズ機ならもっとすごい天の川が撮れていたことでしょう。
それからしばらく星を眺めて楽しみ、その後は布団に入ってすぐに寝ましたzzzZZZ
キャンプ場の朝を楽しむ
二日目の朝。朝起きたらすごい結露してました。まるで雨が降ったみたい。そんな結露に驚きつつ朝食作りを始めます。メニューは昨日の残りのご飯で焼きおにぎり。
実戦投入したことはなかったと2018/11/24のエコキャンプみちのくのレポに書いたマナスルヒーター、実はここで実戦投入していたようです(エコキャンプの記事は訂正済です)。9月中旬とはいえ朝晩は冷え込むので、朝食作りしながら暖を取るのに良かったと記憶しています。
ご飯を食べていると、やがて朝日がテントとタープを照らしました。これで結露も乾くはず。
ここでなぜか撮影したコールマンのハンギングネットの写真がありました。これが実戦初投入だったので撮ったんだと思います。
洗った食器を乾かすのに良いと思って買ったんだけど、これがなぜか妻に不評でした。曰く、見栄えが悪いとw まぁね、確かに言われればそうかもしれないけどw ちなみにこれ、後にほぼ使わなくなります(;´ー`)
そんなハンギングネットを眺めつつ、コーヒーをいただきます。そういえばこの頃はまだシェラカップを持っていなくて、コッヘルセットのカップで飲んでいたっけ。
鳥海山麓の景勝地を巡る
この日は鳥海山の秋田県側にある景勝地を回って撮影行脚しました。竜ヶ原湿原付近を回ったり、法体の滝を見に行ったり、
その展望台に行ったり。
家族写真を撮るのはいいんだけど、この頃は行った先のこれと分かる景色を入れなかったのがまだ写真家としては初心者らしいなと染み染み感じます(;´ー`) この時撮った風景写真はかなりあるけど、キャンプのレポという本筋から外れるので1枚だけ。
赤沢川の水の清らかさが素晴らしかったです。淵になっているところは碧く色がついてそれは美しい景色でした。ただこの写真、今ならリフレクションの中心を堺に上下シンメトリーにするなぁw
というわけで鳥海山麓の自然にたくさん触れてテントサイトに帰りました。
この日のメニューはカレーだけど、前の日に残ったお肉も焼いたみたいです。また食後には焼き芋も作りました。熾火で作った焼き芋ってめちゃくちゃ美味いんですよね(*´∀`*)
お腹いっぱい食べたら布団に潜り込んで就寝ですzzzZZZ
格安だったその値段の理由とは
最終日の朝。この日の朝食は芋煮の残りを雑炊にしました。見た目は悪いけどこれが美味かった(*´∀`*) 朝食を食べた後は近くの池に散策へ。
それから撤収を始めてお昼前には完了したのでした。
ここまで見てきてキャンプ場には特に気になる点、おかしな点は無いと思いませんか?芝生のサイトは綺麗だし、水場も設備は古びているけどそれほど汚いわけでもありません。このキャンプ場の唯一の欠点、それはずばりトイレです。
ここのトイレは和式のみ。一応水洗ではあるものの老朽化が著しく、また虫の入り込む隙間があって且つ夜通し照明が付いているので虫が大量に入り込んでいました。またその虫を捕食しようと蜘蛛が便器に巣を張っていて、特に大便器の方ではとてもお尻を出せるような状態ではありませんでした。このトイレが改善されれば近くには土田牧場もあるし、いいキャンプ場なのにもったいないなぁと思います。
一応、このキャンプ場には今は使われていない管理棟があって、そこに水洗トイレがありました(和式か洋式かは失念)。そこは照明も消されているので虫も少なく、快適に使うことができました。確か照明は付けることができなかったはずで(スイッチが見つけられなかった)、暗い時間帯には自前のランタンを持っていったと記憶しています。ただし水は流すことができました。テントサイトからは結構離れているし、我が家が行ったときはたまたま使えましたが常に使えるのかどうかは分かりません。
ただこのトイレを経験したことによって、その後のキャンプ場のトイレにはだいぶ耐性が付きました。ここを超えるワイルドなトイレには未だ遭遇したことはありません。
以上、キャンプ回顧録 5回目のキャンプ@仁賀保高原キャンプ場、完結。
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