2019年8月5日月曜日

スノーピークのモーグPro.air初張り

0 件のコメント:

モーグPro.airを買うまで

先週、悪天候の為に予定していた登山が中止になり月山ダムの集いに行って来たわけですが、実はその前日の土曜日に山形市の4 couleur(キャトルクルール)というスノーピークのショップインショップへ行ってきました。エントリーストア以外では山形には唯一の店舗なので、暇つぶしにと行ったところまんまと罠にハマったのでした。

店から入るとまず目に飛び込んできた「○○% OFF!」の赤文字(この割引率は秘密なんだそうで、ここでは伏せさせていただきます)。スノーピークってあまり値引きしないのにこの〇〇%は驚愕の割引率で、まずそこで目玉が飛んでいきました。そしてその対象となった商品がヴァールPro.airとモーグPro.airでした。これらは2019年に廃盤が決定した商品で、それが故に〇〇% OFFが実現したのかもしれません。我が家のキャンプスタイルではヴァールはあまり購買意欲を刺激しなかったけど、モーグはどストライクでした。あまり設営面積を必要とせず、比較的かんたんに設営でき、2ルームでスカートを装備していて冬キャンプに利用可能という、我が家のテントに求めるものを満たすという意味でサーカスTC BIGといい勝負のシェルターなのです。しかしこれを選ばずサーカスTC BIGを買ったのは偏にその本体のみ(インナーテント別)246,240円という高額な値段設定によるものでした。ところがそれが〇〇% OFF!しかもインナーテントとインナーマットとグランドシートを全て含んで〇〇% OFF!これはもう買うしか…。

いやいや待て待て。我が家にはサーカスTC BIGがあるぞ。既に我が家の要望を満たすテントがある。幾ら〇〇% OFFとは言えサーカスTC BIGのインナーテントとグランドシートセットを遥かに超える値段で買う理由はあるかな?しかし雨天撤収後の後始末が大変なサーカスTC BIGに対し、これは雨でも比較的安心して使えるぞ。売れた数が少ないのかキャンプ場では殆ど見かけたことがないこのシェルター、わずか2年の販売期間で廃盤になり、恐らくレアなアイテムになるのでは?そして万年スノーピークEntryラインのユーザな我が家がPro.airラインの商品を持つ機会は、これを逃せば二度と来ないのでは?

…というわけで夫婦で意見が一致し、購入に至ったのでした(*´∀`)

設営は簡単で悩まずできる

モーグのフレームワークはリビングシェルロングに似ています。フレームが色分けしてあって分かりやすく、一度経験すれば悩まず設営できると思います。そしてモーグはどういうわけかフレームをスリーブに差し込むのがとてもスムーズ。アメニティドームやヴォールトでは中々入っていかなくてモゾモゾしている間にスリーブ内でフレームが取れちゃったりと、モヤモヤする場面もありました。しかしモーグはスルッと入ってくれるんですよね。素材の違いなのかな?さすがにワンポールテントのサーカスには敵いませんが、我が家的には十分簡単だと思いました。

コンパクトなのにとても広いリビング


写真はリビングに普段のフル装備を持ち込んだ様子です。荷物の多い冬キャンプの状態を確認するため、猛暑日の中絶対に使いもしないパープルストーブ(ケースに収納したままだけど)も置いていますw 入り口が写っていないので入口側のクリアランスが分かりにくいと思いますが、手前のテーブルが入り口のパネルから30cmほど離れています。冬に引きこもりキャンプをするのにも十分な広さがあると言えるでしょう。


以下にモーグとアメニティドームMの奥行きと横幅を列挙します。

モーグ
 奥行 505cm
 横幅 420cm

アメニティドームM
 奥行 505cm
 横幅 280cm

これは店員さんから教えてもらったときにびっくりしたんだけど、スノーピークの最もスタンダードなテントであるアメニティドームMとモーグの奥行きが同じなんです。なのでアメニティドームMが設営できるサイトで横幅が5m程度確保できるなら、このシェルターも設営できるということになります。とかく2ルームテントというと大型化してあまり広くない区画サイトでは張れないというケースもあったりしますが、モーグはそういった事が少ないと言えると思います。

インナーテントは必要最低限のスペースという感じ

スノーピークの2ルームテントと言えばランドロックが有名だと思いますが、インナーテントを使った場合のリビングの奥行きは312.5cmとなっています。モーグのインナーテントを使った場合のリビングの奥行きは300cmです。その差は僅かに12.5cm。しかもランドロックの横幅は405cmですが、モーグの横幅は420cmあります。従って面積としてはほぼ変わらない広さを有していると言えると思います。しかしアメニティドームMと同じ奥行きでそのリビングの広さを実現しているのは、つまりはインナーテントを必要最低限の広さにしているということに尽きます。


生活感溢れまくる参考画像で申し訳ないですが、インナーテントの奥行きは205cm、横幅は長辺340cm(入口側)、短辺230cm(後部側)です。足元や頭の付近に荷物を置くということは難しいと思います。横幅は少し余裕があるので、そこを利用することになるでしょう。大人だけなら4人。家族で使うなら大人2人と子供3人が寝れるスペースはあります。ただスノーピークのオフトンワイドを使う場合、横幅が110cmあるので3つまでしか使えません。夫婦+小学3年生+年少児の我が家は下の子がまだ添い寝しているので大丈夫だけど、子供の成長と共にマミー型シェラフに変える必要が出てくるかもしれません。


実際に使ってみては意外と狭さは感じませんでした。モーグは入口側と後部側のパネルがほぼ直立に近い形で立ち上がっていて、且つ高さが2mあります。立って着替えなどができるので使い勝手は良いです。参考までにアメニティドームMは耐風性重視で背が低いことから、大人では立つことが難しいです。またサーカスTC BIGは三角錐というその形状から、センターポールから二人分くらいのスペースでしか真っ直ぐ立つことは難しいです。

ヘキサタープを小川張りした時のクリアランス

ネット上のモーグの情報が少なくて、小川張りできるかどうか分からなかったんだけども結論から言えば可能でした。我が家では280cmのポールを2本使って小川張りにしています。


朝の結露で重くなった状態で入口側のクリアランスはこんな感じです。風が吹くとフレームに干渉しそうなので、これは少しモーグを後ろに下げたほうが良さそうですね。因みに後部側はこれだけスペースが空いているのであと30cmは下げれそうです。


この日は暑かったので換気のために後部パネルを浮かせてますが、それをしなければ50cmは下げれます。尚、後部パネルも前部パネルと同じくメッシュを残して巻き上げ収納が可能です。

今回、猛暑日になる事が予想されていたので、暑さを回避するのにオープンタープを用意しました。が、我が家は設営時間短縮を優先するので2ルームを使う以上、基本的にはヘキサタープを併用するケースは少ないと思っています。

そして…カッコいい!(*゚∀゚)=3 

それにしてもモーグ、カッコいい!これは大いに所有欲を満たしてくれる素晴らしいシェルターだと思います。




我が家のキャンプスタイルとしてはどストライクなのは前述の通りですが、一般的なキャンパーさんにも使い勝手は良いと思います。しかしあまり売れずに(個人的推測ですがw)廃盤になったのはやはりその値段なのでしょうね。このシェルターはシリコンポリエステルリップストップという素材が使われていて、強度と軽さを併せ持っているのだそうです。この素材がいい素材故に値段が高くなってしまったのだとか。ただ重量15.5kgは数字の上ではリビングシェルロング18.6kgやランドロック22kgよりは軽いですが、実は重いと言われるTC素材のサーカスTC BIGの重量15.376kgより重いんです。もちろんドーム型とティピー型を一概に比べることはできませんが、ぶっちゃけ使ってみても軽いというイメージは無いです。しかし使い勝手は素晴らしいので、リビングシェルやランドロック等と同じProラインの素材を使って軽さを捨てて価格を抑えて商品化すれば、コンパクトで2ルーム利用できるシェルターとして売れるんじゃないかなと思いました。

ま、それはともかく、こうしてせっかく手に入れることができたこのシェルター、ガンガン使い倒していきたいと思います(*´∀`)

関連記事

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントはどうぞお気軽に♪ コメント投稿にはGoogle アカウントが必要です。Google アカウントはAndroidのスマートフォンを使う時に必ず作成していると思います。Gmailを使うことができる人はそれもGoogle アカウントですので使うことができます。

 
© 2012. Design by Main-Blogger - Blogger Template and Blogging Stuff