2019年8月31日土曜日

キャンプ場は安く泊まれるが、他の宿泊手段よりも多くの制約がある ~キャンプ場で守るべきマナーとは~

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いま、空前のキャンプブームが来ているんだそうですね。2012年に720万人だったオートキャンプ場の利用者は2017年には840万人まで増加し、5年連続前年比で増加しているのだとか。リンク先にも書いてある通り、これに伴ってマナーがなっていない利用者が増えているのも残念ながら事実です。ここではこれからキャンプを始めようと思っている方や、キャンプを始めたばかりでよく分かってない方に知ってほしいこと。特にキャンプを”安く宿泊できて宴会も出来る”と思っている人に理解してほしいことを書いてみます。

※この記事はキャンプ場でキャンプをするときの話です。
※写真はこの記事とは全く無関係のものです。

キャンプ場ではクワイエットタイムを過ぎたら寝なければならない

この見出しは少し誇張している部分がありますが、基本的にはその通りです。大抵のキャンプ場ではクワイエットタイムが設定されていて、その時間帯は静かにする事が求められます。キャンプ場によっては遅い所は23時からというところもあるし、早い所は21時からというところもあります。で、この「静かにする」のは文字通り音を立てないという意味です。声のボリュームを落とせば良いとかそういうレベルではありません。可能な限り音を立てない事が求められます。なぜならアウトドアでは音に関しては遮るものがまず無いので、周囲にその音がダイレクトに伝わってしまうからです。暑い季節の露天やオープンタープならもちろんのこと、それ以外の季節にテントやシェルターの中に居てもそれは変わりません。テントやシェルターに使われている素材に防音性能は全く無いからです。皆が行動する明るい時間ならいざ知らず、静かに過ごすクワイエットタイムならほんの些細な音でも遠くまで響きます。1組の利用者がうるさくすると、周囲のたくさんの利用者がその騒音に悩まされることになるのです。

実はクワイエットタイムは別に寝なければならないというルールではありません。焚き火を眺めながら黙って時間を過ごすのはOKです。しかしソロキャンプでない限り、よほどの事がなければ現実にはそうはならないのですよ。例えささやき声で会話しても周囲にはバッチリその声が響きます。なので集団瞑想するとかカップルがただ寄り添うとかでない限り、寝る以外に方法は無いのです。クワイエットタイムで出していい音は、小さな子供の夜泣きと、睡眠中の無意識の歯軋りと、そしてイビキだけです。

キャンプ場は夜更しするのには適していない

キャンプ場は他の宿泊手段より遥かに安価に泊まることができます。浮いたお金で食材を持ち寄って火を起こし、美味しい食事に舌鼓を打ちながら酒を飲む。楽しいですよね。それが気心の知れた仲間が集まれば尚更です。しかしキャンプ場に於いてはそれはクワイエットタイムで終了しなければなりません。後片付けを含めるならクワイエットタイム前に終了する必要があります。例えば21時にクワイエットタイムが設定されているキャンプ場なら、20:30にはもうそろそろ片付けをしなければならないのです。夜通し宴会をしたいなら、そもそもキャンプ場を利用してはいけません。そういう時は旅館やホテルを利用し、飲み屋街に行きましょう。自宅に仲間を呼んで庭でBBQという方法もありますが、近所迷惑を考えたらそれも夜遅くまではできませんよね?

早い時間から飲んでクワイエットタイムまで終了する宴会はOK

度を越したドンチャン騒ぎをしたらそれは論外だけど、早い時間に始めてクワイエットタイムまで終わるなら、キャンプ場で宴会してもそれはOKです。例えば21時がクワイエットタイムだとして、16時から始めれば5時間できる計算になります。5時間と言ったら19時から飲み始めて24時に終わるのと同じ時間ですから、普通の人なら十分ではないかと思います。但し、泥酔状態の人お断りというキャンプ場もありますので、体調管理は厳重にする必要はあります。

※尚、飲酒が禁止されているキャンプ場もありますので事前に確認した方が良いです。キャンプ場に電話して確認するのが確実です。

クワイエットタイムが設定されていないキャンプ場でも23時までは静かにすべき

稀にクワイエットタイムが設定されていないキャンプ場があったりしますが、そういうところであっても遅くとも23時までには静かにすべきです。アウトドアでは音が響くという事を考慮し、他人に迷惑をかけないようにする事が大切です。

キャンプ場は他の宿泊手段よりも多くの制約がある

結局、キャンプ場の利用者が注意しなければならないのはこの点に尽きます。キャンプ場には他の宿泊手段よりも多くの制約があり、ホテルや旅館に泊まるのと同じノリでキャンプ場に泊まるとマナー違反になる可能性が非常に高いのです。クワイエットタイムという制約の他にもキャンプ場には様々な制約があります。ゴミは持ち帰らないと駄目なキャンプ場とか、洗剤はオーガニックのものだけ使っていいキャンプ場とか、焚き火台を使っても焚き火はしちゃ駄目なキャンプ場とか、キャンプ場によってそれは様々です。そういったルールはキャンプ場に行く前に事前に調べましょう。大抵のキャンプ場にはHPがあるので、そこで調べると良いでしょう。無い所はやはり電話して聞くのが一番確実です。そしてキャンプ場を利用する際には、そういった様々な制約を理解し、そのルールを遵守する必要があるのです。

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